
ここでは、管理人たそがれイリーが止めどなく書き綴った詩を掲載します。
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人間だと主張する者たちの詩
人と人とが支え合うのが人間ですか
ドラマみたいなことを言わないでください
脚本なんかで人生を語らないでください
毎日がドラマなんですよ
脚本なんか無いドラマなんですよ
誰もが悲劇のヒロインなんです
誰もが悲劇のヒーローなんです
誰も助けてなんかくれないんです
助けてもらわなくてもいいんです
誰も信じてませんから
誰も信じられませんから
自分の道は自分で決めます
それが人間ですと教えられてきましたから
道徳の時間だけよい子でした
点数が付かない道徳はどうでもよい時間でした
人間はどうあるべきかとか
人と人とが支え合いなさいとか
点数にならないことはしなくていいと親が言ってました
その通り生きてきただけなのに
何を今さら言われる必要があるんでしょう
人間とはどうあるべきか
それを考える暇があるのなら
私に仕事をください
私に金をください
私に人間らしい生活をさせてください
私に人間らしい夢を見させる権利をください
権利を主張する者たちの詩
私たちは善良な一市民だ
自分たちの平和のためなら どんな努力もしてみせる
ブラジルの農園で作られたコーヒーを
搾取するように買い付ける
生産者の流した汗は 我々の朝食だけを豪華にする
東南アジアで作られた青いバナナを
搾取するように買い付ける
生産者が切り開いた熱帯林は 我々の吸う酸素をいつしか減らしていく
自衛隊があるから平和は来ないのだと
狂ったかのように唱え続ける
そんな彼らの一部は 東北の片隅で 彼らの救援を待っている
善良な市民が言うことは絶対なのだと
彼らは自分を正当化する
そんな彼らのことを 善良と思うものなど 誰もいないのです
善良なことなど 今の私たちにはわからぬのです
私たちがしてきたこと 私たちがやろうとしていること
数百年後の教科書に それが載って
数百年後の子孫に 侮蔑されるか尊敬されるか
それだけのことなのです
その勇気があるのなら
権利を十分主張しなさい
そしてその前に
目の前の義務を 汗を流して果たしなさい
素直になれない
引きつった表情が
周りの空気を凍り付かせる
それがわかっているのかな
きっとわかってるんだと思う
そうとはいわなかったけど
あなたの気持ちはわかりました
あなたは素直になりたいんですね
素直になれないだけなんですね
お手伝いをしましょうか?
あなたが素直になれますように
それすら素直に頼めない人が
本当に素直になれるのでしょうか?
きっと大丈夫でしょう
素直になりたいって言う
表情や仕草が
こんな私でもわかる限りは
ウソツキ
もう 嘘をつくのは やめにしよう
自分がむなしくなる それだけだから
僕の見る君は
いつも横顔のままで
君の見る僕は
横顔のままなのかな
そんなことを思いながら 君を見つめてみたら
同じタイミングで 君がこっちを向いたから
うそぶいた仕草で 天井を見上げた
そして 君と僕は
同じ天井を見つめて 照れくさそうに笑ってた
やっぱり同じ そのタイミングで
通り雨
通り雨は 静かに降ってきた
通り雨かどうか わからなかったけど
持ってた傘を 彼女に差し出した
彼女は少し 引きつった顔で
傘を開き 空に掲げた
そして僕を 見つめないように
小さな声で ”どうぞ”と言った
大きな僕が 傘を受け取り
小さな彼女が 中に入った
相合い傘みたいだなんて 言わなかったけど
無言になった僕らは それを照れくさく思った
傘を叩く 雨音が止み
水たまりに映った 僕らの姿も
スッキリと見えたけど
傘を差した僕らは いつまでも同じ
相合い傘の 姿でいたんだ
ヨコガオ
居心地が悪い 通路側で
僕は左肘を 折りたたんで
君に肘起きを 明け渡してた
窓際にたたずむ君は いつものように
飄々とした顔で 前の席を気にしてた
気にしてないふりして
そっと目線を向けてみたら
そのタイミングが 一緒だった
互いに目をそらす そのタイミングまで
見てみないふりして
そっと目線を向けてみたら
窓に向かって 物思いに耽る 君の横顔
なんだかいつもと 違って見えて
しばらくずっと 見つめていたら
君と目があった
窓に映る 君の視線と
僕の視線が 重なり合って
僕は思わず 横を向いた
何だか少し 照れくさくなって
アシタガアルカラ
もうすぐ明日だというのに
今日の朝刊を読んでいる
今日もどこかで 人が死に
いつものように 犯罪は起き
子どもの気持ちを わかって欲しいと
読者欄は 盛り上がってる
明日があるから
僕は僕でいられるんだろう
明日のために 今日を生きてる
昨日は 今日のために生きてた
明日はきっと 明後日のために 生きるんだろう
明日の朝刊を 見てみたら
いつものように 人は死に
社会が悪いと ニートは叫んでいるだろう
誰にも 平等に 明日は来る
だからこそ 大事にしたい
明日に繋がる 今日のこの日を
エガオヲミセテ
エガオヲミセテ
今日の私のために
あなたのその笑顔を
何気ないその笑顔が
私の心を朗らかにする
私の身体を優しく包み込む
私を私らしくいさせてくれる
ちょっぴり悲しいのは
あなたのその笑顔が
みんなの笑顔になってること
独り占めしたいと思った
自分に反省
今日も見せてくれるかな
あなたの笑顔
お願いだから エガオヲミセテ
戦士の休息
朝起きて 新聞を読む
トイレに入って 新聞を読む
取引先の会社の株価を チェックしては 本当に大丈夫かと 一喜一憂
週刊誌の広告を チェックしては あの子が脱いだかと 一喜一憂
読者欄を チェックしては 俺もそう思うと 一喜一憂
テレビ欄を チェックしては チャンネル件が欲しいなと 一喜一憂
健康欄を チェックしては メンタルヘルスにご用心と 一喜一憂
スポーツ欄を チェックしては 巨人はダメだと 一喜一憂
こんな親父を 世間では戦士と呼ぶ
そろそろ 戦場に行く時間だ
神に祈りを捧げるハズだった時間は
娘の不機嫌な ドアノックで消えた
それでも戦え 戦士たち
明日は給料日だ 繰り出せ赤提灯
終電だけは 忘れるな
ベスト
ベストを尽くせ
自分を鍛えろ
自分を信じろ
自分を責めろ
自分と戦え
自分がすべて
自分だけがすべて
自分さえよければいい
自分が良ければ他人はどうでもいい
自分が良ければ他人はどうでもいいからじゃまだ
自分が良ければ他人はどうでもいいからじゃまだし死んでもいいんだ
こんなことを教わってきたんだぞ
団塊世代の俺たちは
最後の死ねって言葉は 自分で身につけたんだ
正直怖いって?
俺たちだって怖いんだよ
だってさ 俺たちの後の世代は 本当に殺しちゃうんだからさ
嫌な世の中だよね
限界
限界って なんだよ
自分が自分を守るために 生み出した魔物
外敵から身を守るために 生み出した魔物
外敵は過ぎ去るが 己の中に残る魔物
魔物との戦いは 自分一人で立ち向かえ
決して誰も 助けてはくれない
最後に魔物を倒すのは 自分しかいないのだ
さあ その剣を持て その盾を持て
そして戦え 自分のために
レベルアップ!
時の流れに身を任せ
通勤電車に乗りました
女子高生が 騒音をまき散らしていました
サラリーマンが 新聞を広げていました
男子校生は 音楽に身を委ねていました
いつものように 車掌は会釈をして
車両の中をてくてくと 歩いていきました
朝日が差し込んできました
田園の里山から 朝日が温もりをくれました
真冬の寒さも 一瞬和らぎました
その朝日は すぐに消えました
ゴルフ雑誌を読む 初老のサラリーマンが
ブラインドを下ろしてしまったからです
買えば得られる 快楽よりも
その日だから得られる 自然の恵み
それに気づかない人々が 多くなりました
人間も もうすぐ恐竜と同じ運命を きっとたどるのでしょう
クリスマスの頃に思うこと
なあ!
人工的な明かりを見て 何はしゃいんでんだよ!
おい!
キリストの絵も思い浮かばないくせに 何ケーキ買ってるんだよ!
なあ!
クリスマスイブは恋人たちの日だって 誰が決めたんだよ!
おい!
クリスマスイブは1人で過ごしちゃ いけないのかよ!
なあ!
訳もわからず チキンを食べなきゃとか 言ってんじゃないよ!
おい!
訳もわからず 英語の賛美歌を聴いて 敬虔な気持ちになるんじゃないよ!
そもそも!
クリスマスって 何なんだ!